| 日程 | 2010年9月21日(火)〜22日(水) |
|---|---|
| 会場 | 東北学院大学 多賀城キャンパス 1号館3階第2会議室 |
| 主催 | LDPC符号ワークショップ実行委員会 |
| 共催 | IEEE IT Society Japan Chapter,東北学院大学 工学部電気情報工学科 |
| 併催 | 電子情報通信学会 情報理論研究専門委員会 |
| 協賛 | 情報理論とその応用学会 |
| 実行委員会 | 萩原 学(産総研, 委員長), 和田山 正(名古屋工業大), 渋谷 智治(上智大), 楫 勇一(奈良先端大), 廣友雅徳(神戸大学) |
新着情報
6月21日 7月13日 |
ワークショップホームページがオープンしました。 発表申込み締め切り(発表申込みは締め切りました) |
開催趣旨
本ワークショップでは,LDPC符号およびその関連分野について,従来の研究会の形式にとらわれることなく,より突っ込んだ議論を行う場を提供します。オリジナルな研究成果の発表に限らず,チュートリアルやサーベイ, 他者の研究紹介,問題提起,国際会議報告といったLDPC符号の研究動向に関する発表も広く歓迎します。
本年の実施形態
- 昨年と同様,本年も電子情報通信学会・情報理論研究会(IT研究会)との併催で実施いたします。参加者の方は,IT研究会,ワークショップの区別無く,ご自由に各セッションにご参加頂けます。
- 一般講演はIT研究会でのご発表となります。ご講演を希望される方は,通常のIT研究会と同じく,事前の発表申込(7月13日発表申込み締め切り),および予稿の提出が必要です。詳しくはIT研究会のページをご覧ください。
- ワークショップ企画講演として,招待講演,および国際会議報告の報告を予定しています。
- ワークショップへの参加費は無料です。また,事前の参加申込みも必要ございません。懇親会につきましては,懇親会参加者より実費を徴収する予定です。
プログラム
発表申込みは締め切りました。プログラムは
IT研究会のページにて近日公開予定です。
招待講演
下記の気鋭の研究者の方々による招待講演を予定しています(敬称略)。
講演者: 笠井健太 東京工業大学
講演タイトル:多元LDPC符号とその応用
アブストラクト:
誤り訂正の技術は今日かなり成熟しており、無記憶通信路に対しては,密度発展法により最適化された次数分布を有する十分長い2元非正則LDPC符号を用いることで、通信路容量に近い符号化レートで信頼できる通信が可能となっている. しかし、密度発展法により最適化された次数分布を用いても、符号長が有限のもののなかで、最良の誤り訂正符号を得られるとは限らない。
多元LDPC符号はガロア体上で定義されたLDPC符号である。今まで知られている符号長が数百から数千ビットの効率的に復号可能な誤り訂正符号の中で、最良の 誤り訂正能力を有することが知られている。多元LDPC符号の研究によって、2元LDPC符号の研究で見ていたものとはまったく異なる景色を見ることができる。実 際、興味深いことに、64以上のサイズのガロア体上で定義された多元LDPC符号 は、次数分布の非正則化による復号性能の向上が得られず、次数が2である変数ノードを有する正則な次数分布が、常に最良の多元LDPC符号を与えることが知られている。この次数分布は、2元LDPC符号に関しては、漸近的な復号性能、エラーフロア特性、典型最小距離、MAP復号性能のどれをとっても他の次数分布にくらべて著しく劣っていることから、異端で無益なものとしてみられていた。この観測のように、2元LDPC符号に対しては無益であるとされていたものが、多元 LDPC符号の研究の中では有益で最良の結果を与えるということが多くあり、2元 LDPC符号とは異なる応用研究に広がりをもつことになる。
本講演では、多元LDPC符号に関する研究を概観し、最近筆者らによってなされた多元LDPC符号に関する以下の研究のうち、いくつかを紹介する。
低いレートに対応した可変レート符号化,Slepian-Wolf符号化と量子鍵配送, 量子誤り訂正符号,Fountain符号化,畳み込み符号化,符号語重み分布,エラー フロア,ウォータフォール領域のスケーリング、並列計算機に適した複号アルゴ リズム,GPGPUを用いたFFT-based
sum-product復号の並列プログラミング
講演者:森 立平 京都大学
講演タイトル: Polar符号について
アブストラクト:
Polar符号はO(N log N)の計算量の符号化、復号法で任意の離散無記憶通信路の対称通信路容量を達成する符号であり、2008年のISITでArikanによって発表された。
また様々な研究者によって polar符号が無歪み圧縮、有歪み圧縮、Wyner-Ziv問 題、Gelfand-Pinsker問題、wire-tap通信路に対しても最適なレートを達成することが示された。
Polar符号は構成にランダムネスを用いないこと、また対称通信路容量を達成することが情報理論的に証明できることが特徴である。しかし一方で polar符号は有限符号長で経験的に LDPC符号の性能を超えること ができないという問題が知られておりさらなる研究の進展が望まれる。
本講演では polar符号が対称通信路容量を達成することの証明を紹介する。
その他の重要な結果として、ArikanとTelatarによる polar符号の漸近的誤り確率の評価と
Koradaらによる2元 polar符号の一般化による漸近的誤り確率の改善についても 紹介する。また講演者らによって示された漸近的誤り確率が低い多元polar符号の Reed- Solomon符号を用いた構成法について述べる。
会場へのアクセス
会場へのアクセスはここをご覧下さい。
お問い合わせ
本ワークショップに関するお問い合わせは,萩原(hagiwara.hagiwara@aist。go。jp)までお願いします。